Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#284 「ディル」を使いこなしたい!

『ハーブと薬味のごちそうレシピ』若井めぐみ 著

和洋のハーブを使ったレシピ。

 

 

 いつもはAmazonの商品紹介のページを使っているのだけれど(アフィリエイトではなく、単に便利だから)なぜかこの商品がヒットしないので今回は楽天を使ってみた。

 

ところで、この頃紙の書籍は楽天で、電子書籍Amazonでと区分するようになってきた。とはいえ、やはりAmazonのほうが書籍数が多いので比重としては圧倒的にAmazonが多く、楽天を利用しているのはポイント付与率がAmazonより高いからという単純な理由にすぎない。

 

週末、少し紙の本を読んでしまおうとまずは未読の本がストックされているボックスの中を整理し、早めに読んでおこうと思った本を取り出した。まずは料理の本からとこちらを読むことにしたのだが、たまたまスーパーで大葉とみょうがを買ったばかりだったので内容的にちょうどよかった。

 

和のハーブともいえる大葉はどちらかというと「野菜」として見ている感があり、割と頻繁に購入していても持て余すことがない。薬味としてももちろん使うし、緑が足りないと思った時にも野菜として使っている。むしろ大葉は家で育てたいレベルで大量に消費しているのできっとそのうちプランターで育てだす予感すらあるほどに頻繁に食べている。海外では大葉は手に入りにくく、「ああ、今ここに大葉があったら!」という経験の反動のせいか、今は毎日の大葉が欠かせなくなった。一方西洋ハーブは全くと言っていいほど使わない。最近はスーパーでもたびたび生のハーブを見かけるけれど、使うとしてもドライハーブが関の山。そもそも食べたいと思う料理のレシピに西洋ハーブはあまり登場しないような気がする。ただ、カレーは別物。あれはスパイスやハーブがあってこその美味しさなのでよく使うスパイスのみストックを欠かさないようにしている。

 

さて、こちらの本だけれども割と想像内のレシピだった。

 ↑ こちらはAmazonのサイトだが、少しだけ中が見えるのでぜひチェックして欲しい。表紙は「牛ステーキのみょうがトマトソース」というレシピでお肉の上にトマトを乗せ、その上にみょうがを乗せたレシピだ。ソースは醤油ベースで味の想像はあっさりめの和ステーキというところだろうか。

 

トマトとみょうがという組み合わせのように、普段使いの野菜とハーブだけれども相性が合うかな?と思う和と洋を合体させたようなレシピが多い。レシピしては洋のメニューに傾いているように思うけれど、複雑なレシピはあまりない。

 

個人的に読んでよかったのは「ディル」の保存法や使い方だ。イギリスのレシピを見ているとディルとチャイブが多く登場してくるのだが、あまり使い方に自信がなかった。というのも、特にディルは味のイメージがつかみにくく、例えば「ミント」のようにはっきりと料理に与える味の影響が浮かんでこない。ちょっと甘いような、かといってパンチはなくほのかに香るような、私にとってはつかみどころのない味。絶対に食べたことはあるのに、その味を言葉にしにくいハーブの一つだった。

 

日本での簡単レシピを見ていると、最後に彩として散らす緑のハーブや野菜にはパセリが登場する場合が多く、和のメニューであれば圧倒的にあさつきなどの長ネギ類だ。イギリスではそれがディルやチャイブが多いように思う。チャイブはあさつきの西洋版と思っているので使い方は想像しやすい。けれどディルとなるとお手上げで、いつかしっかりしたレシピを探してみようと思っていた。

 

この本の中にある「じゃがいもとディルのガレット」が簡単そうだったので作ってみようと思う。レシピは非常に簡単で千切りしたジャガイモにディルの葉を加え、バターで丸くガレット状に焼いていく。最後に塩を振って終わりというシンプルレシピだ。夏のランチにぴったりだろう。

 

ハーブの本は以前に購入したこの本を事典替わりに使っているのだけれど、なかなかレシピまでは手が届かずにいた。本当は書店でレシピ本をチェックしたいのだけれどまだまだコロナ禍の折、自粛の必要が無くなった日には真っ先にチェックしに行きたい。