Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#240 とにかく早く帰りたいからExcelをどうにかしようと決めました

 『Excel現場の教科書』長内孝平 著

YouTubeを使ってExcelを学べる。

 

業務の内容上それほど複雑な資料を作ることはないのだけれど、ちょっとした情報をまとめる時に「あれ、これどうだっけ?」となることがある。そういえば会社にExcelの達人的な人がいて、その人を講師に一度Excelレッスンを受けた。彼曰く、「私は特にExcelの勉強をしたわけでもないし、達人と言われるレベルではありません。ただ、社内でExcelを使いこなしていると思われているが故に今回講師を頼まれたわけですが、私がここまでExcelを業務に活かせるようになったのは、単に早く帰りたかったからです。それだけです。皆さんの課も同じだとは思うけれど、毎日あれこれ資料の提出を求められる環境をどうにか改善したくて時短を意識した結果、いつのまにかExcelを使いこなせるようになっていました。」

 

久々のオフィスでぐったりで、ふと「早く帰りたい」と思った時、Excelが出来ると時短につながるということを思い出した。!1分1秒でも早く会社から脱出したい。そうだ。Excelだ!ということで、書店によってこの本を購入した。

 

Excelの使い方を教える本はたくさんある。初歩からプロ級まで書店に行けば山ほどの書籍が並んでいる。その中でこの本を選んだのは、内容が難しすぎないこと、とはいえ新しい知識も得られること、そしてもちろんわかりやすいこと。いろいろな知識をこれでもか!というほど盛った本はたくさんあるし、そういった本を手元に置いておけばさっと調べられて良いのでは?と思ったのだが、結局「この技で何ができるのか」がわからなければ仕事で使いようがない。

 

私の目的は時短の実現なので、確実に本の知識を使いこなせなくてはならないので難しい本、盛り込みすぎている本を避けた結果、いくつかの本が残った。その中でこの本を選んだのはビジネスの現場に即した内容がありそうだったからだ。

 

この本はテキストだけではなく、むしろテキストよりもわかりやすい動画が素晴らしい。動画を見てからテキストをチェックするとより一層理解が早い。さらにはその課ごとのExcelの資料もダウンロードできるので実際に練習しながら学ぶことができる。

 

この動画が本当に秀逸。

 



一課ごとに5分程度の動画でさっと学ぶことができる。実際にどう動かすのかも学べるし、ショートカットの使い方なども丁寧に紹介してくれているのですぐに実践できそうなものばかりである。

 

著者は商社の経理部にお勤めだったことがあるとのことで、おそらくExcel作業でもたついていたら毎日何時間も残業しなくてはならないだろう。この本に合わせて練習をしていて思ったことだが、やはりショートカットをさくさく使えばかなりの時短になることがわかった。マウスで作業するよりも早い場合が多い。まずはショートカットをものにしなくてはと思った次第である。

 

著者は他にも動画でExcelの使い方を紹介しておられるので、他のものもチェックしたいと思う。2作目、早く出して頂きたいな。