Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#182 本棚掃除がはかどりません

 『悪魔のレシピ』リュウジ 著

ひと口で人間をダメにするうまさ。

 

昨日に引き続き、リュウジさんの本をチェック。この本も手元に残すべきか、処分するべきか少し迷ってしまった。結果として取っておくことにしたのだが、レシピ本はどうも簡単に捨てることができないのはなぜだろう。一つでも気になるレシピがあったりすると「手元に置いておこう」とまた本棚に戻してしまう。そして結局仕事の本とかを捨てることになり「必要になったらまた買えばいいし」と変な言い訳をしている自分がいる。

 

さて、この本を手元に残したいと思ったレシピは「無水白菜カレー」だった。カレーを作る時たいていStaubのココット(18cm)を使っているのだが、野菜はそれ自体に水分を多く含んでいるため気密性の高いココットだと水分を追加することなく野菜だけでおいしく作れることが多い。白菜は野菜の中でも水分多めなわけだが、今までカレーに入れようなど考えもつかなかった。すごいなあと思う。この本ではカレールウを使ったレシピになっているが、スパイスを使ってじっくりつくってみたいと思った。

 

あとは肉料理。ハンバーグの使い方がすごく良い。麻婆豆腐の中にハンバーグがあったり、野菜に肉詰めにしてみたり、どれもとっても斬新だった。

 

この本のレシピはそのまま真似してもおいしいと思うが、自分の料理に応用させてもらおうというアイデアが豊富なのであれこれ作りたくなるという効果がある。しかも調味料がシンプル。「トマトソースは完熟トマトの皮をむいて自分で作ります」という人には物足りないだろうけれど、海外で暮らす人ならば十分に和食創作メニューを展開させられると思う。

 

という理由で、これも本棚に戻しておこう。