Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#124 使い勝手の良いキッチン作りは永遠の課題

 クロワッサン特別編集 50代からの、住まい塾。

家族の単位が小さい生活向けの知恵がいっぱい。

 

お菓子を片付けるため、雑誌用の籠を整理していた際に再読。料理家さんたちの台所が覗けたり、お道具を見るために購入した本。何を隠そうこの本にも有元葉子さんのキッチンが紹介されており、神経反射で購入した1冊である。

 

この本を買った頃はIHとガスコンロで悩んでいた時だった。今住んでいる家は2口のガスコンロなのだが、引っ越したばかりの本宅はIH。私にとっては初のIH生活となったためだ。実家は早々に半オール電化に改造し「年寄りにはガスは怖い」とIH生活を満喫している。私もたまにやってしまうのだが、火の消し忘れが結構あるので自動で消えてくれるIHは大変ありがたい。ただ熱源の差が料理にも道具にも影響するので単なる機械の変更だけではなく、実は調理器具もごっそり買い替えという事態にもなりかねないわけである。

 

例えばお気に入りのビタクラフトのミルクパンは20年くらい使っているものでIH仕様ではない。あと土鍋。これもIHは無理だろう。熱電を拾わせる裏技的なプレートのようなものがあるけれど、こういうものを揃えていかなくては今までも道具は使えないことになる。あ、そうそう。モカ入れるやつもだ。

 

この本は50代となりお子さんたちも独立したのでシニア世代のみで暮らす住宅へとリフォームするような内容がいくつかある。シニア世代じゃなくても小家族化が進む日本なので、参考になるアイデアもあると思う。私のようにキッチン改造目的で見る人にはとっても興味深い1冊なのだけれど、IHはあまりポイントとはなっていなかった。でも食器の並べ方やキッチン内の収納など「なるほどなるほど」と早速実践したものもある。今一番どうにかしたいのは鍋類の収納。まだまだ解決の糸口が見えないのでまだまだキッチン関係の本を読む日々は続くだろう。

 

この本で石井佳苗さんのことを知り、その後いくつかチェックするようになった。石井さんの紹介している道具類が本当に美しくて見ていても飽きない。