Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#089 ついにスパイスで作るカレーに手を出すことにした

『私でもスパイスカレー作れました!」こいしゆうか著

カレールウではなく、スパイスから作るカレーについてをマンガで紹介。 

 

カレーが好きだ。一番はマトンのカレーで、とあるお気に入りのお店の味を思い出すだけでも心が震える。ところが外食するにも躊躇してしまうコロナ禍なのでこれは自分で作るしかないな、と思うようになった。

 

この本は印度カリー子さんというカレーが好きすぎて大学院でスパイスの研究をしている方が監修されている。印度カリー子さんのサイトもおもしろい。

 

 

カレーの本はすでにいくつかチェックしていて、手持ちの本は本格的な1冊のみだった。

 

この本は写真も見やすくとてもオススメなのだが、味の想像がつきにくいものがあることや、行きつけのカレー屋さんで食べるものとはちょっぴり異なるものも多くてまだ一度も作れずにいた。今回レシピ本ではなくマンガ形態の本を購入したのは、評価が良かったこともあるが、とにかく簡単なベースになるものを知りたいと思ったからだ。そしてもうこの2冊だけでカレー本は購入しなくてもよいと思えるほどに満足している。 

 

スパイスは冬にチャイを作ったり、肉や魚料理のためにいくつか常備している。アロラさんの本では多くのスパイスが紹介されているのだが、こいしさんの本ではカレーを作るために必要なスパイスは3つだけとのこと。

  1. クミン
  2. コリアンダー
  3. ターメリック

これだけ。ちょうど家にもあるしぐっとハードルが低くなった。私の中での問題はスパイスよりも玉ねぎである。前にも書いたがカレーを作ると家にニオイがつく。私の友人は自宅でのカレー研究を禁止されたほどなのだが、このニオイの原因はスパイスだけではないのでは?と思わずに居られない。

 

玉ねぎはカレーに限らず割といろいろな料理に使われるが、キャラメル色になるまで炒める過程も問題だ。生から炒めると結構な時間がかかり、換気扇を回していてもニオイが室内にこもってしまう。私はこれがなんとも苦手で、料理の後の換気についてはいつもいつも悩まされている。肉もしかり、魚もしかり。家が広くて生活空間とキッチンが独立しているならばいいけれど、狭い我が家では割と悩み深い問題点なのだ。そして手はもちろんのこと、まな板や包丁にまでもニオイが移ってしまうのも嫌だし、台ふきんなんかにもニオイ残るのが玉ねぎである。

 

ところが、この本を読んで知ったことがある。なんと炒めた玉ねぎが市販されているらしい。

 

日本、すごい!こんな便利なものがあるとは知らなかった。これで俄然やる気が高まり、あとはトマトと生姜さえあれば良い。ニンニクは入れずに作るつもりである。

 

手順も簡単、生姜とニンニクを油で炒め、そこに玉ねぎを投入して炒める。強火で10分ほど炒めて飴色になったらトマトを入れて軽く炒め、そこにスパイスと塩を入れる。具材は何でも合うらしく、ベースになるものを入れて炒めるのだが、次に水分を入れて煮込む。水、牛乳、ヨーグルト、ココナツミルクなどなどがオススメらしい。味付けは塩のみ。これで完成らしい。印度カリー子さんのこちらの説明がわかりやすいだろう。

 

 

ひとまずこの本のレシピはとっても手軽にできそうなので、いくつか試してみたいと思う。本当に基本となるものをわかりやすく、更には手軽に作れるように書かれているのでレシピ本より先にこれを読むべきだったと思った。