『夢中さ、きみに。』和山 やま著
世の中のお盆休み+夏休みであろうこの時期、なんだかとてつもなく忙しい日々が続いている。最近は時差出勤を踏まえて4時に起床、5時過ぎには家を出る日々が続いているのだが、暑さのせいもありどんどんと疲弊感がつのるばかり。
ということで、久々に漫画を読んだ。漫画を読もう!と思ってのことではなく、本を検索しようとAmazonを見ていたら、「あなたへのおすすめタイトル」にこの本が上がってきた。しかもレビュー数も多い上に高得点だったので思わず購入。
2種類の作品が収められている。ともに高校が舞台となっており、主人公は高校生だ。1つ目は「林」が、2つ目は「二階堂」が主人公で何とも言えない独特なキャラクターがシュールさを引き立てている。
とにかく絵が良い。とても丁寧で一つ一つしっかり描かれているのはもちろんのこと、絵が上手だからこその個性がすごい。この画力であればシリアスなストーリーだったり、恋愛ものだったりで読者をぐいぐい引き込む作品になろうかと思われるのだが、変わった人たちが醸し出す空気感に笑わされてしまうタイプの名作である。爆笑というよりはふつふつと思い出し笑いさせるようなスタイル。
Amazonでの試し読みで即購入したが、まだまだ読みたい作家さんに出会えた。 しかし林、なぜ網に絡まっている…。ああ、おもしろかった。