Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#057 料理する時の音の臨場感がおいしさアップの秘訣だった

『パリ在住の料理人が教える フライパンでできる本格フレンチレシピ』えもじょわ 著 

youtubeでお馴染みのえもじょわさんのフレンチレシピ。お肉料理がどれも美味しそうで最強。

 

料理が好きな方でえもじょわさんを知らない人はいないんじゃないかというくらいに有名で、再生数も日本一では?と思われる料理人さん。フランス在住ということもあり、本格的なフレンチからスイーツなどなど一度動画を見たら止まらなくなる。特にこの動画を見れば、えもじょわさんの偉大さが一瞬で伝わると思う。

 


Taiwanese Castella Cake Recipe |台湾カステラの作り方| Emojoie Cuisine

 

もう使っておられるお道具から、できあがるお料理、そしてその盛り付けまで何から何までため息がでるほどの素晴らしさ。そんなえもじょわさんのレシピ集をまずは一冊買ってみたいなとこちらを購入。

 

正直な感想として、

「動画のほうが圧倒的にわかりやすい!」

と強調しておきたい。

 

レシピ本もかなり期待していた。ところが何か物足りない。もちろんレシピ集にもわかりやすく焼き具合やら調味料のかけ具合なども丁寧な説明文と写真が載せられている。でも、リアル感が全く違うのだ。youtubeはえもじょわさんの編集の上手さもあり、使う具材の量も一目瞭然だし、作っている手元の様子が見えると「あ、私にもできる!」感が半端ない。えもじょわさんのYoutubeを見たことがない方でも「3分クッキング」などの料理番組を見たことがあるなら、そのわかりやすさを思い出して欲しい。

 

わかった。音だ。

 

塩をふる音、焼き上がる音、卵を割る音。本では音が届かないから、なんとなく小難しい料理に見えてしまう。きっと動画で見れば「やってみたい!」ってなるだろうに、本だと自分と料理の距離感が広がってしまう。きっとまだフレンチを作った経験が少ない上にフレンチを食べに行くということもそう多くはないので、自ずからハードルを上げているところもあるのだろう。

 

ただ、youtube上にあるレシピも掲載されているので、「あ、あそこちょっと確認を!」という時にこの本は便利かも。

 


そば粉のクレープ | ガレットの作り方

 

ただやっぱり、本で見るより動画がいいなぁ。えもじょわさん、今一番好きな料理人かもしれない。