Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

#026 体に優しい系のお料理を目指すならまずはこのレシピ本をどうぞ

葉山のお料理教室「白崎茶会」のレシピ集。白崎裕子さんのレシピ本でなにか一冊というならば、まずはこれ。115品目のレシピには和風洋風、ごはんの炊き方から出汁の作り方まで絶対使えるものばかり。 

白崎裕子の料理とおやつ: うかたま連載5年分!

白崎裕子の料理とおやつ: うかたま連載5年分!

  • 作者:白崎裕子
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

本来ならば今日から通常通りの出勤予定のはずだったが、会社の方針で6月上旬までリモートワークが延長となった。昨日、通常出勤になるに向けて一番最初に手を付けたのは玄米を水に晒すこと。お弁当を持っていくためだ。とはいえ、午後にはリモートワーク延長の連絡があり、さて玄米どうしよう。発芽米にと24時間水を吸わせ、今朝土鍋で米を炊く。

 

我が家には炊飯器はなく普段から土鍋を使っている。土鍋というか、お米を炊くための鍋がある。今使っているのはこちら。 

本当に驚いた。以前使っていた炊飯器はお米3合炊くのに1時間弱待つ必要があったが、この鍋だと白米なら25分あったら食べられる。炊飯器よりも時間がかからないなんて!だいたい10分過ぎた頃、ピーっと笛のような音がなる。白米の場合はこの音がなってから1分後、玄米の場合は10分後にガスから鍋を下げて、濡れ布巾の上に置く。その後白米なら15分、玄米なら20分蒸らして出来上がり。

 

そして食べてまた 驚いた。ご飯が甘い。私はたいてい押し麦やもち麦を一緒に炊くのだが、お米の食感が炊飯器とは全く異なるのはなぜだろう。一粒一粒の存在を直に感じるような、お米の主張が強くなったような印象だ。一度この味を知ってしまうともう炊飯器には戻れない。

 

お米の炊き具合というのは鍋によっても、ガスによっても、個人の好みによってもベストというのはそれぞれだ。おこげ必須の人もいれば、少し柔らかめがいいという人もいる。私はタイマーで時間を図って均一化を目指しているが、炊き時間、蒸らし時間は白崎さんのこの本にある「玄米の炊き方」を参考に何度も試行錯誤した中で編み出したものだ。濡れ布巾の上に置くことにしたのも自己流。

 

白崎さんの本が数冊手元にあるが、この本は基本的に「体に良い」をモットーにレシピが組まれているので調味料も自分で作るものが多い。ちょっとしたドレッシングなど難しいのでは?と思っていたものがさっと簡単にできてしまう。きっと材料さえあれば海外生活での和食欲も満たされるに違いない。アレルギーがある人も安心して食べられるような小麦粉や卵や牛乳を使わないレシピを得意としておられるので、この本の中のレシピもどちらかというとその傾向にある。小麦粉の代わりに米粉、牛乳の代わりに豆乳というものが多い。

 

レシピ本が好きすぎてどんどん本棚がいっぱいになっていく。たいていは1冊あたり5〜10品目くらい作っている感じだけれど、白崎茶会のレシピは特に好んで作っているような気がする。特にお菓子類は絶品なのでおすすめ。ただし市販のお菓子作りの材料よりも若干金額が張るし、手に入りにくいものもあるので注意が必要。