Dahlia's book log だりあの本棚

読書で得た喜びをここに記録として残します。 こんな本を読みましたという備忘録として。

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#629 甘い意味かと思いきや、なんと恐ろしい ~「告白」

『告白』湊かなえ 著 ねじれた愛情。 告白 (双葉文庫) 作者:湊かなえ 双葉社 Amazon 久々に日本の小説が読みたい気分が続いているのは、このところ外国人に接しているストレスからだろうか。とにかく手持ちの小説から何か日本のものを!と救命胴衣でも探すよ…

#624 花の色はうつりにけりな~「過去となつたアイルランド文学」

『過去となつたアイルランド文学』片山広子 著 大正の世に読んだアイルランド文学。 過去となつたアイルランド文学 作者:片山 広子 Amazon 冬の窓対策について考えている。この間近所のスーパーに行ったら、こたつを始めとする冬物家電の他、簡単に対応でき…

#612 句の世界に見る優美さ ~「言葉の園のお菓子番」

『言葉の園のお菓子番 1』ほしおさなえ 著 連句の美しさ。 言葉の園のお菓子番 見えない花 (だいわ文庫) 作者:ほしお さなえ 大和書房 Amazon 秋になり読書欲が増している。週末、本当は和菓子と緑茶で読書しようと思っていたのに、なぜかずっと気になってい…

#590 ストンと腑に落ちた ~「賢者の書」

『賢者の書』喜多川泰 著 サイードの旅。 賢者の書 作者:喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon Kindle Unlimitedの年間契約をしてから、おすすめに上がってくる対象の書籍をなんとなくクリックしては読むようにしている。こちらは気持ちが英国…

#588 やっぱり私は現世派です~「剣聖の称号を持つ料理人 1」

『剣聖の称号を持つ料理人 1』天那光汰 著 異世界に転生した料理人のお話。 剣聖の称号を持つ料理人 1巻 (マッグガーデンコミックスBeat'sシリーズ) 作者:天那光汰(「剣聖の称号を持つ料理人」KADOKAWA刊),海田ゆた,中野一 マッグガーデン Amazon 紙の本を…

#585 歴代”最も片付けがしたくなる本”1位!~「ガラクタ捨てれば自分が見える」

『ガラクタ捨てれば自分が見える』カレン・キングストン 著 元祖片付け本。 ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫) 作者:カレン・キングストン 小学館 Amazon 9月半ばに入った途端、やたらと海外から人が来る。日本がコロナ禍による水…

#582 推しがアップしていたので読んでみた~「首のたるみが気になるの」

『首のたるみが気になるの』ノーラ・エフロン著 ラブコメ作者のエッセイ。 首のたるみが気になるの 作者:ノーラ・エフロン 集英社 Amazon 何度か書いてきたが、私の「推し」はGemma Chanというイギリスの女優さんである。 こちらはついこの間、ヴェニスでの…

#580 完全に文系の私に技術書を翻訳しろと? ~「技術系英文ライティング教本」

『技術系英文ライティング教本』中山裕木子 著 文系が工業英語に困ったら読むべき本。 技術系英文ライティング教本: 基本・英文法・応用 作者:中山 裕木子 日本工業英語協会 Amazon さくさくと紙の本を読み進めている。今週末こそ全ての本をどうにか本棚の中…

#570 さて、調味料を買いに行こうかな ~「からだ思いのグルメ調味料 選び方・使い方」

『からだ思いのグルメ調味料 選び方・使い方』岩城紀子 著 グラホの調味料。 からだ思いのグルメ調味料 選び方・使い方 作者:岩城 紀子 主婦の友社 Amazon 今週末こそ調味料を買いに行こうと思っている。そこで早速こちらで予習することにした。今買いたい調…

#567 わかりやすい英文を書く難しさ ~これなら通じる技術英語ライティングの基~

『これなら通じる技術英語ライティングの基本』平野信輔 著 英作文の注意事項。 これなら通じる技術英語ライティングの基本 作者:平野 信輔 日本能率協会マネジメントセンター Amazon 英国のハリー王子とその妻が電撃的に「ロイヤルやめる。アメリカ行くわ。…

#564 仕事に身が入らないので今必要な技術を学ぶことにしました~「技術者のためのテクニカルライティング入門講座」

『技術者のためのテクニカルライティング入門講座』高橋慈子 著 わかりやすい! 技術者のためのテクニカルライティング入門講座 作者:髙橋 慈子 翔泳社 Amazon 仕事の話なのだが、8月中にどうしても終わらせなくてはならない案件がある。このプロジェクトの…

#562 この頃の”何着てもダメ”問題を解決したい~「カワイイ私の作り方 1」

『カワイイ私の作り方 1』六多いくみ 著 まずは髪から。 カワイイ私の作り方 1 作者:六多いくみ 日本文芸社 Amazon Kindle Unlimitedを1年契約にし、あれもこれもと読みたい本をチェックしているのだが、どうやら一度にブックシェルフに保管できるのは10冊…

#560 生地から作るよ!お菓子作り~「午後3時 雨宮教授のお茶の時間 4」

『午後3時 雨宮教授のお茶の時間 4』鷹野久 著 最終巻です。 午後3時 雨宮教授のお茶の時間 4巻(完) (バンチコミックス) 作者:鷹野久 新潮社 Amazon 昨日の山の日から夏休みに突入という人も多いのではないだろうか。帰省ラッシュは昨日がピークだったとい…

#558 久々にハラハラドキドキな読書を楽しめました~「薬屋のひとりごと 12」

『薬屋のひとりごと 12』日向夏 猫猫、西都での戦い。 薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫) 作者:日向 夏 主婦の友社 Amazon 先週末に帰京し、やっと日常を取り戻し始めている。スーツケースを片付け、家の中のあれこれを整え、やっと一息つけるようになっ…

#547 考える音が聞こえてきそうな緊迫感~「剣客定廻り 浅羽啓次郎 奉行の宝刀」

『剣客定廻り 浅羽啓次郎 奉行の宝刀』志木沢郁 著 仲間の裏切り? 剣客定廻り 浅羽啓次郎 奉行の宝刀 (コスミック時代文庫) 作者:志木沢郁 コスミック出版 Amazon 久々に東京に戻った途端に雨。今週は日の差す地域にいたせいか恵の雨に感じられる。たまの雨…

#546 新幹線のおともには時代小説~「剣客定廻り 浅羽啓次郎 非番にござる」

『剣客定廻り 浅羽啓次郎 非番にござる』志木沢郁 著 拾ってしまう。 剣客定廻り 浅羽啓次郎 非番にござる (コスミック時代文庫) 作者:志木沢郁 コスミック出版 Amazon やっぱりこの小説には抗えなかった。新幹線の移動が増えると時代小説が読みたくなるのは…

#544 捕物にはやっぱり知的同心が最高ですね~「剣客定廻り 浅羽啓次郎 旗本同心参上」

『剣客定廻り 浅羽啓次郎 旗本同心惨状』 志木沢郁 著 若くして定廻りとなった啓次郎。 剣客定廻り 浅羽啓次郎 旗本同心参上 (コスミック時代文庫) 作者:志木沢郁 コスミック出版 Amazon Kindle Unlimitedで面白い本を見つけてしまった。これまた時代小説な…

#538 ペーパードライバー研修の前に~「カラー図解 あなたの”不安”をスッキリ解消!クルマの運転術」

『カラー図解 あなたの”不安”をスッキリ解消!クルマの運転術』菰田潔 著 写真いっぱいでわかりやすい。 カラー図解 あなたの"不安"をスッキリ解消! クルマの運転術 作者:菰田 潔 ナツメ社 Amazon 実は先週、本だけ読んでも上達することは絶対にない!と自動…

#530 Kindle Unlimitedのキャンペーンに乗っかってみました~「口入れ屋おふく 昨日みた夢」

『口入れ屋おふく 昨日みた夢』宇江佐真理 著 助っ人として稼業の口入れ屋を盛り上げる、おふく。 口入れ屋おふく 昨日みた夢 (角川文庫) 作者:宇江佐 真理 KADOKAWA Amazon ああ、なんということか!このタイミングでKindle Unlimitedが2か月99円のキャンペ…

#529 GWもやっぱり時代小説を読んでます~「雲の果」

『雲の果』あさのあつこ著 弥勒の月シリーズ、第8弾。 雲の果 (光文社時代小説文庫) 作者:あつこ, あさの 光文社 Amazon さて、GW中盤となりました。「この飛び石が無ければねえ」と毎年思うのだが、無ければ無いでとてもとても困ってしまう人もいるのかもし…

#524 隠し味を当てる楽しみ~「口福のレシピ」

『口福のレシピ』原田ひ香 著 引き継がれたレシピ。 口福のレシピ 作者:原田ひ香 小学館 Amazon ゴールデンウィークが近づいてきたので、あれこれ何をやろうかなーと考えている。ゆっくり時間が取れるタイミングでやっておきたいことと言えば、大掃除と衣替…

#520 見送る側も、見送られる側も ~「銀の猫」

『銀の猫』朝井まかて 著 老いと向き合う江戸の人々。 銀の猫 (文春文庫) 作者:まかて, 朝井 文藝春秋 Amazon この頃すっかりネコ派になり、暇さえあれば子ネコ動画を見て喜んでいる。もともとは柴一択で「飼うなら絶対柴!」と思っていたはずなのに、ここ数…

#518 京都の街を歩きたい~「京大はんと甘いもん」

『京大はんと甘いもん』藤井清美 著 昭和初期の京都の町。 京大はんと甘いもん (角川書店単行本) 作者:藤井 清美 KADOKAWA Amazon 先週は夏の暑さになったかと思いきや、週末は冷たい雨となりなんとなく体の調子が整わない。 この週末はゆっくり体を休めよう…

#509 久々に面白いファンタジーに出会いました~「雲神様の箱」

『雲神様の箱』円堂豆子 著 土雲の一族の神秘。 雲神様の箱 (角川文庫) 作者:円堂 豆子 KADOKAWA Amazon Kindle内にある未読本の中には1巻を買ってみて面白かったら続きを読もうとバラバラとシリーズの1作目だけが存在している。とにかく目についた作品から…

#504 太古の書を読みたくなります~「神様の御用人6」

『神様の御用人 6』浅葉なつ 著 穂乃香の兄、登場。 神様の御用人6 (メディアワークス文庫) 作者:浅葉 なつ KADOKAWA Amazon 都内は桜が満開で、家の近くの人気スペースもこれから人で賑わうことだろう。とはいえ、感染者増加のニュースもあるので気を付け…

#502 地域に根差した百貨店~「幸腹な百貨店」

『幸腹な百貨店』秋川滝美 著 地方百貨店と街の復興のお話。 幸腹な百貨店 (講談社文庫) 作者:秋川 滝美 講談社 Amazon 蔓防も明け、年度末らしい忙しさとなって来た。都内の桜もそろそろ咲きほこる時期、早く落ち着いてゆっくり春を楽しみたい。 さて、著者…

#501 古事記のメジャーどころが数々登場~「神様の御用人 5」

『神様の御用人 5』浅葉なつ 著 有名どころの神様がたくさん。 神様の御用人5 (メディアワークス文庫) 作者:浅葉 なつ KADOKAWA Amazon やっぱり雨が降るとどうも頭が痛い。これも低気圧のせいだろうか。 この頃民俗学がテーマの本を続けて読み、そういえば…

#489 直感と洞察力が研ぎ澄まされるようです~「木練柿」

『木練柿』あさのあつこ 著 弥勒の月シリーズ、第3弾。 木練柿 (光文社時代小説文庫) 作者:あさの あつこ 光文社 Amazon 3月に入り、外国人の入国緩和が実施されることになった。本当に本当に本当に!来日の必要がある方には一日も早く入国頂きたいところだ…

#487 日記のような昔の日々~「彼女の家計簿」

『彼女の家計簿』原田ひ香 著 昭和時代に綴られた家計簿。 彼女の家計簿 (光文社文庫) 作者:原田 ひ香 光文社 Amazon 以前によんだ著者の本はお金の使い方に関する小説だった。 こちらが大変ためになり、お金の使い方について考える良い機会を与えて頂いたこ…

#468 ヒュッゲのお供ってこんな本だと思います~「かぼちゃを塩で煮る」

『かぼちゃを塩で煮る』牧野伊三夫 著 ゆるやかに料理について語る。 かぼちゃを塩で煮る (幻冬舎文庫) 作者:牧野 伊三夫 幻冬舎 Amazon 金曜日のこと。朝からものすごく体がだるく、頭痛薬を飲んでも改善せず、食欲も減退し「ああ、ついに来たか!」と熱を…